本という小宇宙の革新者「Edition Nord」:手製本とデザインが交差する独立系出版の真髄
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edition nordが世界的な注目を集める最大の理由は、現代美術の巨匠たちとの深いコラボレーションにあります。作家とデザイナーが対等な対話を通じて作り上げる本は、作品の「記録集」を超えた「作品そのもの(アーティストブック)」となります。
現代美術家・大竹伸朗との挑戦
圧倒的なコラージュと密度の高い表現で知られる大竹伸朗との仕事では、書籍という限られた平面的枠組みを崩壊させるようなエネルギッシュな仕様が試みられました。印刷の発色、紙の重なり、手作業による加工が絡み合い、一冊ごとに異なる表情を見せる書籍が誕生しました。
美術家・川俣正との空間的アプローチ
世界各地で大規模なインスタレーションを手掛ける川俣正との協働では、建築的な構造美が誌面に持ち込まれました。木の構造物が現場で組み上げられていく緊張感が、ページの重なりや展開図のようなレイアウトによって見事に再現されています。
詩人・吉増剛造やアーティスト平山昌尚(Himaa)との対話
言葉の可能性を極限まで押し広げる詩人・吉増剛造のテキストや、シンプルながら鋭い視点を提供する平山昌尚のドローイング。それぞれの表現形式に応じた全く異なるアプローチで本が設計されます。同じレーベルでありながら、一冊として似た造形が存在しない理由はここにあります。