雅楽奏者・春日るり子の真実|出雲の社家から世界へ挑む篳篥の響きと革新
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春日るり子の真骨頂は、異ジャンルのトップアーティストとのコラボレーションにおいても発揮される。日本を代表するヴァイオリニスト・作曲家である川井郁子の舞台『影を抱く女たち』への雅楽演奏での参加は、その象徴的な事例だ。
西洋クラシック音楽の精密な構造と、雅楽の持つ「揺らぎ」や「の間(ま)」。対立しがちな二つの音楽体系を、彼女は卓越した耳と柔軟な感性で調和させた。ヴァイオリンの滑らかな旋律と篳篥の密度の濃い空気感が交錯するとき、客席にはこれまでにない新しい情念の空間が立ち現れた。
また、東京都による文化支援事業プロジェクト「アートにエールを!東京プロジェクト」においては、「Vega-Do's」のメンバーとして参加。映像メディアを通じた新しいアプローチを披露し、パンデミック禍においても人々の心に寄り添う音楽の力を証明してみせた。