ナイル川の深層で響く電子音:ウガンダ「Nyege Nyege Fes」熱狂と自由の真実
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Nyege Nyege Fesの歴史は、常に政府や保守層との摩擦の歴史でもあった。ウガンダはキリスト教的保守主義や伝統的価値観が強く残る社会だ。フェスティバルが急速に規模を拡大し、自由な表現や多様なライフスタイルを祝福する場となるにつれ、政界からの過激なバッシングが始まった。
2018年、ウガンダの倫理・清廉省の大臣であったサイモン・ロド(Simon Lokodo)氏が「このフェスティバルは悪魔的であり、同性愛や不道徳な行為を推奨している」と主張し、開催直前に禁令を出した。国会は紛糾した。
「Nyege Nyegeは不道徳の拠点であり、我が国の文化と道徳を破壊する」——ウガンダ倫理省(当時)
しかし、主催者側と支持者たちは屈しなかった。SNS上での大規模な反対運動、そしてフェスティバルがもたらす巨大な観光収入に着目した観光省の強力な後押しにより、直前で禁令は撤回された。2022年にも再び国会で中止決議がなされたが、当時の首相らの介入によって開催が認められた。国家の規制圧力と、カルチャーが生み出す経済的・社会的価値の激突。それこそがNyege Nyegeの持つリアルな側面だ。