北九州エンデューロの真実:九州の山が挑戦者を待つ理由
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「初走でコーナーを曲がり切れず転倒した。肋骨を強打して痛みに耐えながらゴールした。でも、練習の成果を実感できた瞬間もあった。次はもっと上手く走れる」
福岡県から参加したライダー(38歳)の言葉だ。彼は5年前から北エンに参戦している。完走できなかった年もある。それでも毎年エントリーする理由を尋ねると、「自分の限界を超えた時の感覚が忘れられない」と答えた。
初心者とベテランが共存するコミュニティ
北エンには独特の雰囲気がある。激しい競争の中にも、参加者同士の助け合いが存在する。コース上で転倒したライダーを助け起こす。故障したバイクの修理を手伝う。レース後のパドックでは、技術や経験の共有が自然に行われる。
「阿蘇での砂山登りのコツを教えてもらった。それがなければ完走できなかった」という声は多い。競技者であると同時に、オフロード愛好家としての連帯感がある。